海、海、座間味③

ダイアン・M

2009年07月02日 01:43

 座間味島は、少し荒々しい男っぽい自然があり、ニューカレドニアを思い出させた。でも船から見た慶良間諸島の山々は大きくつつみこむような優しさを持っていると思った。海沿いの道路は、七曲りのあった時代の名護に似ている。私の行ったところ、居た場所が次々に浮かんできた。
 28日、日曜日の朝も早く起きた。「サバニ帆漕レース」の日である。座間味港で、どっかで見た人が顔を白く塗って歩いているなあと思ったら、同僚のHさんだった。私ももちろん向こうもビックリ。彼はレースに出場した。
 朝8時、スタートの写真を撮る。これを頑張って撮って、写真部に売り込むんだ。私は携帯しか持っていないので、この瞬間を逃したらもう・・・。なんとか撮れた。来年もし来ることがあったら、ちゃんとしたカメラを持ってきて、取材しよう、と一瞬思った。
 勇壮な、そして元気な参加者たちの声と水しぶきが海に入り、サバニは波に乗って沖へとすすんでいった。少し落ち着いて、われわれ「取材クルー」も報道船に乗り、沖へと繰り出した。



 43チームが出ているので、大海原に花が咲いたよう。報道船は、間近に漕いでいる参加者を見ることができる。みんなで「がんばれー」と応援。一生懸命になるっていいね。そして、チームで一つのことを目指すっていうのもいいな。Kさんはカメラ小僧のように、瞳がいきいきと輝いて、写真を撮りまくっていた。私はといえば、眠たかった。風が気持ちよかった。大元締めのMさんも写真をとったり、「選手」に檄を飛ばしたり。
 会社の有志でときどき、ハーリー大会に出るために練習するのを聞いたことがあるが、このサバニレースをすすめようかしら。もっとエキサィティングするはず。
 今年は、3位に女性だけのチームが入った。これはすごいことだ。来年は優勝するかもしれない。「少女」たちもやるんだゼ。

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