文化の香り、充満「詩の朗読会」

2009年02月16日

文化の香り、充満「詩の朗読会」
 14日のバレンタインの夜は栄町のバー「カリエンテ」(スペイン語で熱いという意味だそう)で「詩の朗読会」があり、私も詩を一篇読んだ。この会を主催した栄町市場にある「モラカフェ」の主人Nさんが昨年末に「こんなことやるんだ」と聞いて、朗読の好きな私も参加させてもらったのだ(気に入った文章を一人声に出して読むのが好き。暗いね)。
 「カリエンテ」は12人も入れば満員のほそ長い形をしたバーだ。この日は「カリエンテ」と「モラカフェ」の常連さん(客がかぶるそうです)が集まった。いつもと違うバーの雰囲気に”観客”たちは「どんな感じになるのかな」とワクワクした様子。私もどんな展開になるのか、開始前、ドキドキした。
 オープニングは店内が真っ暗になり、「カリエンテ」マスターのMさん(アメリカに19年いたミュージシャンで料理人)のギターと「モラカフェ」の常連の一人で私の高校の同級生のJ君のパーカッションでスタートした。Nさんがリルケの詩を読み、そのあと、私は金子光晴の「若葉のうた」という詩集から「おばあちゃん」という作品を読んだ。
 その後、Nさんは山本周五郎の短編の抜粋を朗読。MさんとJ君の音楽も見事に調和していた。Mさんのさわやかで軽い歌声とJ君のパーカッションのサラサラっという音が、夕方の海辺にいるような感じにさせてくれた。せまい空間だが文化の香りが充満し、両バーの常連さんたちも「またやってほしい」と満喫したようだった。愛する男と一緒じゃなくてもこんな素敵なバレンタインの夜を迎えることができるんだ。
 ・写真は朗読するNさんです。
 
 


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Posted by ダイアン・M at 00:58│Comments(3)イベント
この記事へのコメント
 ブログ開設、おめでとうございます!ステキなヴァレンタインだったのでしょうね。私にとってはヴァレンタインは「夫が義理チョコをもらってくる日」として位置づけされています。色気も何もないわぁ~。

 実は私もブログを開設していますが、今のところ無精しています。。。おばあちゃん、回復してよかったですね。

 それでは、また~。
Posted by tomomi at 2009年02月16日 09:37
tomomiさま、コメントありがとうございました。
tomomiさんのブログもよかったら教えてくださいね。
またおいしいのでも食べに行きましょう。
Posted by ダイアン・Mダイアン・M at 2009年02月16日 10:47
何だかパリのカフェやロンドンの古本屋(チャリングクロスにある本屋さんではよくやってた☆)みたいに
詩の朗読をやってるんですね!ステキ。
パリでホームステイした家は食後にみんなで詩の朗読をするという家だったよ。私もゴールズワージーの「林檎の木」という作品の1文を毎晩読んだよ。
ギターとパーカッションが付くなんて尚いい。
リルケに金子光晴かぁ。いいね。今度チャンスがあれば行ってみたい!で、ダイアンさんの朗読も聞いてみたい!
Posted by 本村ひろみ本村ひろみ at 2009年02月16日 11:02
 
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