le cafe sympa

　２年前の９月２９日に宜野湾市で開かれた「教科書検定意見撤回を求める県民大会」の決議を実現させる県民集会に参加した。場所は県庁前広場。午後６時から始まった。私が行ったときは６時を少し過ぎていたが、もうたくさんの人、人、人。主催者発表は１０００人であった。
　私は２年前にも母、妹と一緒に参加した。ものすごい人、暑かったのを覚えている。私はその日、「フランス語でしゃべらＮＵＩＴ」が入っていた。昼間は「教科書に真実を載せるまで戦うぞー」と右手のこぶしをつきあげてシュプレヒコールをしたが、夜は同じ右手で優雅にワインで乾杯をした。
　今日は、私が行ったころには何人かのあいさつは終わっていて、県議会議長、「左」の政党代表者のあいさつ、労働者代表（連合の会長ね）のあいさつを聞いた。
　先月の衆院選で民主党から選出されたＺ氏（すぐにわかるけど）の話は簡潔で短くよかった。２年前の鳩山氏の話を紹介していて、日本が犯した侵略戦争に対しての反省、謝罪を語っていた。コミュニストのＡ氏もよかった。地元政党のＫ氏は、沖縄のおじさんによくあるのだが、話の収拾がつかずにどうなることかと思った。
　
　最後は沖子連会長のＴ氏の力強いあいさつ。Ｔ氏は２０年ほど前に私が文化部の記者だったときにずいぶんお世話になった。あのときは５０代後半で髪もたくさんあり、いつもグレーの背広を着ていた。かりゆしｳｪｱのおかげで、今はどんなおじさんでも派手な柄のシャツが着られるようになったが、Ｔ氏は髪の後ろを結んで、かりゆしｳｪｱもなかなかの着こなし。アーティストっぽい。

　　今日のＴ氏の言葉は（いつもだが）思いがこもっており、夜の泉崎界隈にそれは響いたと思う。民主党政権になり、高校教科書への「沖縄戦集団自決」の日本軍による強制記述復活への県民の期待は高まるばかりである。そしてそれは実現させなければならない。今、与党の国会議員が圧倒的に多いので先頭にたって働いてもらいたい。若い人たちに真実を教えること、そして彼らがそれを知ることは大切なことだ。