残念、雪遊びイベント中止

2012年02月22日

 残念、雪遊びイベント中止


 那覇市が2月23日に松尾のにぎわい広場で開催する予定だった雪遊びのイベントが中止になった。雪は青森から運ばれてくる予定だったが、その雪の放射線汚染を不安視する声があったからだ。その声をあげたのは、原発の放射能汚染を恐れて沖縄に避難してきた幼い子を持つ保護者ら。

 21日付けの新聞にその保護者らが「中止要請」との記事があったが、今日、22日に結論が出た。

 ここからは、非難承知でつづる。

 私は子がいないので、親が子の健康を思うのは想像の域を出ない。おそらく子供がいたら不安を訴えた保護者らの気持ちが今よりももっとわかっただろう(か?)。
 この新聞記事を読んで最初に思ったことは「沖縄の子たちは雪を見たことのない子が多い。だから雪を見せたかった・・・」。
 東京に住んでいた学生時代、またパリに住んでいたころ、雪が降るとあちこちで歓声が聞こえ、なぜか心がウキウキしたものだ。中学校のときに、沖縄にあられが降ったことがあって、部活動中の私たちは、練習どころではなく、おおはしゃぎしたものだ。

 2月上旬の北陸や東北での大雪で、生活に支障をきたした人たちをテレビの画面で見て「雪」が降る地方の暮らしはほんとに大変だと思った。

 しかし、南国の子らにとって「雪」は一種のあこがれがある。

 那覇市は、要請に対して、放射能の青森県側の調査結果を提示し「危険ではない」と答えたらしいが、避難してきた人たちからそれを疑問視する声があったらしい。
 
 横浜からの避難者(想像するに、東北3県でないところからということで、経済力もある方なんじゃないでしょうか)が、他のところで同様のイベントがあるのなら、同じように中止をと言っていた。
 「子」の安全、この場合の「子」は、自分の子だけでなく、すべての「子」を思っての要請だと思うが、私は「危険」だと思ったら、イベントに行かなければいいのでは、という結論にいたったのだが。
 みなさん、どう思いますか?(ちょっと結論が軽かったかな)
 

 


同じカテゴリー(時事)の記事
「屈辱の日」大会
「屈辱の日」大会(2013-04-29 23:33)

政権後退、再生の日
政権後退、再生の日(2012-12-17 23:26)

 9月11日
 9月11日(2011-09-10 15:37)

 天を恨まず
 天を恨まず(2011-03-27 19:00)


Posted by ダイアン・M at 16:05│Comments(2)時事
この記事へのコメント
こんにちは。
私も震災後に横浜から引っ越してきた幼児を持つ親です。
それがすべてではありませんが、放射能不安が引越しの一つの理由でもありました。
今でも食品を中心に放射能を警戒しています。


しかし、この件については私もダイアンさんと同意見です。

放射能に関する問題は非常にデリケートで、
それをどう捉えるかはその人の立場やバックグラウンドによって大きく違うので断定的なことは言いたくありませんが、
少数の意見でわざわざイベントを中止に追い込むというのは乱暴に感じます。

「あなたがどう判断するかは自由だけど、他人に強要するのはエゴが強いのでは?」
というのが私の正直な気持ちです。


子供を放射能の不安から守りたいという気持ちは同じ親として理解出来るのですが、
自分たちの考えに固執して沖縄の地元の人に対する思いや敬意が感じられないと思うのは私だけでしょうか?

せっかく雪を見たいと一年間楽しみにしていた沖縄の子供のことを思うと、とても残念な気持ちになります。



横浜の避難者というのがクローズアップされて報道されているので、
同じ横浜からの一移住者として意見を述べさせていただきました。

長文失礼しました。
Posted by 新米しまないちゃー at 2012年02月23日 10:15
新米しまないちゃーさん
コメントありがとうございました。

「少数の意見でわざわざイベントを中止に追い込むというのは乱暴に感じます」 どれくらいの人が意見書に名を連ねたのか、少数意見は大事ですが、
市は他の市民のことも考慮してほしかったなと思います。

しまないちゃーさんがおっしゃるように「放射能」は非常にデリケート。沖縄にいるから「気にしてもしょうがない」という人が周りに多いのですが、自分で自分の安全を守るという気持ちで毎日の生活を送っていかなければなりませんね。
 
 
Posted by ダイアン・Mダイアン・M at 2012年02月23日 10:53
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。