le cafe sympa

　朝、ベッドから出られない。
　体がベッドに張り付いて、気持ちも張り付いて、はがそうにもはがれない、という感じだ。

　いつも、朝８時に目覚ましをセットしているが、今日は鳴ったのだろうか。聞こえなかった。まだ早い時間なのかしラン。それとも私がいつものように無意識に消したのか・・・。何時なんだろう。カーテンのすきまから入っている太陽の光は、元気そうだ。

　それでも、毛布のボアが気持ちよくて、ベッドから出られない。今日は、まず銀行に行って・・とやることはいっぱいあるのに、時間を少しずらそう。香山リカ「がんばらない生き方」。

　私は、あともうちょっと、もうちょっと、とベッドでもぞもぞするくせがある。そんなとき、「よし百を数えたら起きよう」と、数字を数え始めるのだが、今日は、５０から進まなかった。いよいよ、こもりすぎて、頭も働かなくなったか。

　寒いけど、眠るににはいい季節なんだね。
　
　小林繁も死んだか。江川・・・そんなことを考え、心に「エイ」と気合をいれ、まずいつものように足首をまわす。滞っていた血が回り始めるそうです。そして、ごきぶりがあおむけになったスタイルになり、両足、両腕をのばして、へらへらへらと動かす。毎朝、ベッドの上でやっている体操、こうやって目が覚めていく。頭もすっきり、起き上がると上半身をベッドにぺたっと伸ばす。
　
　いつも、同じ後悔、なんだ、すぐ起きられるじゃない。もっと早く起きればよかった。時間がもったいない。こんな私は貧乏性だ。