le cafe sympa

　栄町のバーでのこと。たばこを吸う人が「ライターないかなあ」と探していたら、そのバーのお兄さんが「僕ははくじょう（白鳥）だからスワン」と、ライターを探そうともしなかった。うーん、笑うというより、「うまいなー」と思わずうなったのですが。で、その同じ日、遅くから職場の送別会があったので、日ごろＢ級ギャグをかましているおじさん連にこの洒落を披露すると、「うーん、もうちょっとかなあ」「まあねー・・・」と全然反応がないの。どうしてこのジョークがおもしろいのか、オチを説明することほど情けないけどさ。おもしろいと思ったんだけどな。それなりに知的で。なぜか、話しがそれてグループ・サウンズのオックス（だっけかな）の「スワンの涙」という歌もあったねーということになった。ま、感性の違いということで片付けます。
　ずっと前に、アメリカの演劇界のアカデミー賞といわれるトニー賞の授賞式をＢＳで見ていたら、プレゼンターとしてスティーブ・マーティンが出てきた。好きな俳優の一人だが、彼はこんなことを言った。「芝居とセックスは似ている。終わったあとにとてもよかったと手をたたく」。テレビを見ていた私はもちろん、授賞式に来ていた演劇人たちもドッと大笑いだ。こういう、もう、自然に体から笑いが出てくるジョークが好きなんだよな。ところで、どうですが、マーティンのこのジョーク。何度聞いても私は笑うんだけど。