”教え子”が映画に出た!

2010年06月09日

 
 ”教え子”が映画に出た!


 現在、桜坂劇場で公開されている(11日まで)映画「ユキとニナ」に、私がフランスにいたときの教え子が出ている。
 ユキ役のノエ・サンピちゃん(ポスターの写真右)だ。私はパリ日本人幼稚園というところで、助手らしきことをしていたのだが、そのとき、園に来ていた。
 映画のパンフレットを買ったのだが、それによると1999年生まれとある。今年11歳になる。私が会ったのは彼女が3歳のとき、まだ日本語もフランス語もたどたどしく話すという感じだった。最初に見たときから「アイドル顔」をしているなと思った。お母様そっくりの優しい笑顔の女の子だった。お父様はフランス人。イケメンで、軽くジョークを言う明るい方で、とても話やすかったのを覚えている。

 物語は、日仏ハーフの少女、ユキの両親が離婚する、というところから始まり、なんとかして2人を思いとどませようようと、友人のニナといろいろ考えていくのだ。
 
 豊かな時代に育った好奇心旺盛な日本女性たちは、「閉鎖的」な日本を捨て、仕事、勉強と称して海外に出ていった。そこで、現地の男性と出会った。国際結婚も多くなったが、離婚も多い。
 今、海外にいて外国人と結婚した女性が、子供がいる場合、別れて子を連れて日本に帰ろうとしても簡単には帰れないらしい。相手とうまく話し合いができて、子供の面倒をみることができればいいが、話し合いが平行線になり、そのまま子を連れて日本に行くと、「誘拐」とみなされる場合もあるらしい。

 優しい文化の中で育った日本人が、「硬質」な文化の外国人と一緒になって生活していくのはたいへんなことだ。うまく続いているところもたくさんあるが、いったん別れるとなると、そうとうな難儀を伴う。
 映画の中で、父親役でこの映画の共同監督でもあるイポリット・ジラルドが、ユキに「パパとママは別れるけど、おまえはおまえの信じる道を行け」みたいなことを言う。これは理想ではあるが、日本人のお父さんが11歳の娘にそんなことは言わないだろう。それだけ、西洋人は親子とはいえ、シビアなまじめな人間関係を作ろうとしているのだ。映画を見ながら、そんなことを感じた。

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Posted by ダイアン・M at 18:19│Comments(2)トピックス
この記事へのコメント
ダイアンさん^^こんばんは。

かわいい教え子ちゃんですね。
大女優さんになれそうなきれいなお顔立ち。。。
やっぱりハーフってかわいいですね。
私学生の頃 外国人と結婚して
かわいいハーフの子供を産みたいって真剣に思っていた(笑)
そうですね。外国人のパパって小さい娘もレディーとして扱うよね。
それも良いかも。。。
ところで オーケストラという映画が良いとかって聞いたのですが
ダイアンさんは観ましたか~?
Posted by OokiAyako at 2010年06月11日 00:24
 Ookiさん
教え子はかわいいね。特に私は子供がいないからね。
オーケスオラ」という映画は、まだ見ていません。
Posted by ダイアン・Mダイアン・M at 2010年06月15日 11:10
 
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