le cafe sympa

　少し遅い夏休みで、岡山に行った（少し仕事がらみ）。どうしても行きたかったのが倉敷の大原美術館。
３年前に福岡に行ったときに、県立美術館で「大原美術館展」をやっていたが、ほんまものはすごかった。上のこの写真、改装前のフランスのオランジュリー美術館を思わせる。大原美術館は、大原孫三郎が、経済的支援をしていた児嶋虎次郎の業績を記念するために創設したものだが、優れた西洋美術も紹介している。エル・グレコ、ゴーギャン、マチス、私の好きなクレーもあった（んじゃないかなあ）。本館の他、分館、工芸・東洋館、児嶋虎次郎記念館がある。すっごいなあ。優れた作品を人々に見せようという「気概」、そして財力。これに感動した。

　

私が師と仰ぐ、ギャラリーサエラのMさんが、「大原美術館に行くなら、近くにエル・グレコっていう素敵な喫茶店があるからぜひ行って。３０年前に行ったけど、まだあるかな」。有名なカフェらしく、ガイドブックにもあった。歴史を感じさせ、室内もレトロだった。

　

















「倉敷美観地区」。江戸、明治初期にタイムスリップしたみたい。こういう歴史的な場所は全国にもいくつかあるが、実際に生活の場になっているのは、この地区が多いと、倉敷の人が話していた。こんな昔の建物に住むってどういう感じなんだろう。６，７年前に、フランスのアルザス地方のコルマールに行ったときも、古い家屋を見ながら、「どんな人が住んでいるんだろう、どんな感じなんだろう」と思った。壺屋とか首里に住んでみたいなあ・・・。



倉敷市立公民館。公民館も歴史的な建物という感じ。