「恋人たちの予感」

2011年12月11日

 「恋人たちの予感」


 今日(12月11日)、ひかりTVで久しぶりに「恋人たちの予感」(米映画、1989年、監督ロブ・ライナー)を見た。原題は「WHEN HARRY MET SARRY・・・」。この映画が公開された当時、私は新聞社の文化部にいて、「男と女の友情は成立するか?」なんてテーマで銀行の広報の方にも協力してもらって、特集をしたこともある思いいれ深い映画だ。ロマンチックコメディの走りともいえるこの映画のテーマは「セックス抜きで男と女の友情は成立するか?」。このテーマを聞いたときに、イタリア在住の作家塩野七生さんは「やめてよー、ちょっと気もちわるいわよー」と担当の編集者に言ったそうだ。なんでもイタリアでは、とにかく「寝ない(セックスする)」ことには男女の友情も始まらない、そうなのだ。

 で、20年たって今年「ステイ・フレンズ」というセックスのみで男女の友情は成立するかというテーマの映画が公開された。いってみれば「セックスフレンド」のことなんだけど、別に新しくもないし一般人は映画よりもすすんでいるよね。

 映画に話しをもどす。2010年代に見ても、色あせることなく、メグ・ライアン(この映画でロマンチックコメディの女王の座を確立、しかし今、どうしているのかしら)はチャーミングでとマシンガントークのビリー・クリスタルとのコンビは楽しい。ニューヨークの四季も美しく、それだけでも私は大好きだ。 
 映画の中でのメグ・ライアンとキャリー・フィッシャー(レーア姫です)らとの80年代ガールズ・トークは、その後に続く「セックス・アンド・ザ・シティ」の女子会ランチ(SATCでは朝食会)へと受け継がれていくシーンだ(ちょっとしかないけど)。

 結果を言えば、主人公の2人は結婚するのだが、結局、カップルイコール最高の理解者、友人ということになるのだろうか。何度見ても楽しい映画だ。


ハリーが自分のベッドでのテクはすごくて女は満足する、みたいなことを言って、サリーが「ふりをしてるかもよ。女性にはそいうところがあるの」と反論。ハリーは「いや、本当におれに満足なんだ。おれはすごいんだ」と自信満々。で、この名シーンです。


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宮本信子
宮本信子(2013-08-25 21:31)


Posted by ダイアン・M at 23:08│Comments(2)映画
この記事へのコメント
「恋人たちの予感」、私も観ましたよ~。

だいぶ前ですけど、メグ・ライアンが有名になる前の映画じゃないですか?
最初いろんな夫婦が紹介されて、最後に主人公の二人が同じように出た
のが印象的でした。
Posted by 建築アトリエ海建築アトリエ海 at 2011年12月19日 14:59
 建築アトリエ海さま
 いろんな夫婦が紹介されていましたよね。みんなそれぞれの出会いがあって、カップルって違う物語をもっていますよね。
Posted by ダイアン・Mダイアン・M at 2011年12月23日 02:11
 
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